まず最初に逆指値注文の基本的な部分をご説明していきます。 逆指値注文を分かりやすくするために、指値注文も一緒に説明していきます。 逆指値注文は別名「ストップ注文」と呼ばれ、今の為替レートよりも悪くなった時「これ以上の損失が出ないようにストップさせる」といった時に使用します。 これを踏まえた上で下の図を見ていただくと「指値注文」「逆指値注文」がどういった注文方法であるか、簡単にお分かりいただけると思います。


買い・売りのどちらの注文時についても、有利なレートで注文を行う事を「指値注文」と言い、不利なレートで注文を行う事を「逆指値注文」と言います。 よくある利用例としては売り注文をしようと思っている時に「現在のレートで少し利益が出てるけどもう少し上がるか様子を見たいな…でも急激に下がったらいやだな…」と言った時に、 「これだけ落ちたら売る」というラインを決めて逆指値を入れるという使われ方があります。 ※この金額まで上がったら売る「指値」と、この金額まで下がったら売る「逆指値」を両方設定することも出来ますが、これはOCO(オーシーオー)注文と呼ばれています。
逆指値注文は上手く使えばとても便利な注文方法です。具体的に以下の様な事ができます。
- ●利益確定売りができる
例えば、120円でドルを買い、しばらくたってから125円になったタイミングで、123円に逆指値注文を入れておけば、確実に3円の利益が確定します。 - ●損失を一定額にとどめられる(冷静に損切りができる)
初心者は売買のタイミングを躊躇してしまい、損切りのタイミングを逃してしまう事がよくありますが、予めこの値段で売るというラインを決めて「逆指値注文」をしておけば、その時の感情に左右されずに損切りすることができます。