FX取引をする事で資産が増える事もあれば、逆に資産が減る事もあります。
FXでは特にこの資産が減る事について、しっかりとリスクがあるという認識を持って行う事が大変重要!なぜなら予めリスクがあると知っていればそれだけ慎重に取引が行えるからです。
ではどの様なリスクがあるのか詳しく見ていきましょう。

FXは2つの通貨の売り買いを行います。例えば、1ドルを100円の時に買い、1ドルが110円に上がったタイミングで売ると、110円が手に入り、10円の利益が出ます。
逆に、1ドルが90円に下がったタイミングで売ると、90円が手に入り、10円の損失になります。
1ドル(1通貨)の取引だと10円のマイナスで済みますが、もしそれが1000通貨単位であれば、1000ドル(10万円)から1万円のマイナスになります。
この時、もし仮に1万円の資金(証拠金)に10倍のレバレッジをかけて10万円の取引を行っていたすれば、1万円の損失が出た時点で、元の資金(証拠金)が無くなってしまう事になります。
この様に一気に証拠金が無くなってしまわないようにするために、FXにはマージンコールとロスカットという仕組みがあります。

初めに入れた資金は「証拠金」として扱われ、損失が出た場合その証拠金から損失が引かれていきますが、その証拠金が減ってきた事を知らせてくれるのがマージンコールです。
マージンコールのタイミングはFX会社によって異なりますが、証拠金維持率が50%を切ったタイミングで知らせてくれるなど、元の証拠金の維持率で設定されています。
マージンコール後にそのまま損失が拡大し続けた場合、強制的に決済させられることをロスカットと言います。
ロスカットは強制決済になるため、その時点で損失が確定されてしまいますが、基本的に証拠金を下回る事はほぼありません。
※稀に急激な為替レートの変動により、ロスカットされる証拠金維持率を下回って決済が行われる事があります。その場合は設定されている証拠金維持率を下回る事があります。
リスクのポイントまとめ
- ・FXでは資産が減る(無くなる)リスクがある
- ・レバレッジをかけると少ない元手で最大25倍の取引が可能になるが、その分リスクも高くなる。
※儲けた時はリターンも多い - ・無理なく取引できる通貨単位を選ぶ事が重要(初心者は取引通貨単位が低いFX会社を選ぼう!)
※最低取引通貨単位が1万通貨のFX会社で、証拠金が4万円しかない場合、必然的にレバレッジを25倍かけないとならなくなる - ・マージンコールとロスカットにより損失拡大は防ぐことができる。