まずFXと外貨貯金の違いを把握しましょう。それぞれの違いが分かりやすいように表にしました。
外貨預金 | FX(外為取引) | |
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扱金融機関 | 銀行 | 証券会社・FX会社 |
売買方法 | 買いのみ | 売り・買い両方出来る |
取引時間 | 銀行の営業時間内 | 24時間(土日を除く) |
為替手数料(米ドル/円) | 1円以上 | 0.3~1銭 |
必要な資金 ※100万円の取引を行うために必要な資金 | 100万円 | 4万円~100万円 ※レバレッジ25倍まで可能 |
利益機会 | 円安時のみ | 円高・円安どちらも可能 |
金利の受取 | 基本的には満期時または解約時 | スワップ金利として毎日受取可能 |
取り扱い通貨 | 基本はメジャー通貨(外貨/円) | 数十種類 |
リスク | 為替変動、金利 | 為替変動、レバレッジ |
リスク管理 | リスクのコントロールが難しい | 多彩な注文方法でコントロール可能 |
資金の安全性 | 預金保護制度の対象外 | 全額または一部信託保全が義務付け |
表の中で特に違うポイントは以下の点になります。
- ・1度の取引にかかる手数料がFXの方が安い
- ・初期に必要な資金がFXの方が安い
- ・資金の安全性についてもFXの方が信託保全があるため安心
同じ外貨を使った取引ですが、細かく項目を見るとFXの方が少しお得に見えます。
FXの特徴としては元手を「証拠金」として預け、レバレッジをかけて何倍の取引を行えることが魅力の一つですが、レバレッジをかけないことで「外貨貯金」と同じく低リスクで運用可能。
しかも「外貨貯金」よりも取引手数料が少なく、資金の安全性についても「外貨貯金」よりも高く運用する事ができます。
FXだと自分で運用しないとならない大変さはありますが、上手く運用すれば「外貨貯金」以上の利益を得る事が可能です。