FXの基本的なトレード手法。メリット・デメリットを解説!
FXには様々なトレード手法があります。このページでは、トレード手法の王道「スイングトレード」「スキャルピング」「デイトレード」のメリット・デメリットを解説!
これからFXを始める人は、どんな手法があるのか参考にしてみてください
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数ヶ月で売買を済ませるトレード方法です。空いた時間を有効活用できる!主婦や会社員にも人気。
トレンドに乗って順張りすることが基本になりますが、世界の経済指標などにもアンテナを張っておく必要があります。
また、一つのポジションを長期間保有するため、取引する際はスワップ金利が高い会社を選ぶのもポイントになります。
自動売買機能が充実している会社も良いと思います。大きな流れを分析し、エントリーポイントと手仕舞いのポイントを設定してからは放置が鉄則のスイングトレードでは、この自動売買機能をかなり駆使することになります。
使い込むからには、機能が充実しているに越したことはありませんよね。
スイングトレードのメリット
- 直接的な取引時間が少なく済む
- スキャルピングのような瞬間的な判断が必要ないため、時間をかけて分析できる
スイングトレードのデメリット
- 資金を長期間動かせない
- 損切りした際の幅が大きくなる
スイングトレードまとめ
時間的な拘束時間が少ないため、取引時間を多くとれない方でも、隙間時間で分析をした上でポジションを決められるので、比較的取り入れやすい手法だと言えます。
頻繁にチャートをチェックする必要がないため、設備へのコストは他の手法に比べて少なく済みます。
- 短時間の取引で済み高度な設備はそれほど必要ないため、敷居は低い
- トレンドとスワップポイントを意識して取引する
スキャルピング
スキャルピングとは、デイトレードよりも短い数秒・数分の間に売買を繰り返すトレード方法です。
相場というのは一定期間、一定方向に動く習性があります。これを掴むことにより、一定方向に動く最小の時間単位で、利益は薄くても確実にもぎ取ろう!という、塵も積もれば山となる型のトレード方法になります。
この手法ではほんの少しの時間しか市場にお金を置いていないので、相場が大荒れで危険になった場合でも、すぐに自分のポジションを引っ込めることが出来て安全です。
リスクは高まりますが、レバレッジを利用すれば、少ない資金でも大きく利益を得ることができます。
スキャルピングのメリット
- 大きくレバレッジをかけなければ、利益も損失も少なくできるため、精神的ダメージが少なく済む
- スイング等の他の手法に比べ、その場で決済するため、日付が変わる頃に相場が急変しての大損というリスクを避けることができる
- チャートの動きを見ながら、次々にトレードを重ねるため、早期の段階でFX取引の経験を積む事ができる
スキャルピングのデメリット
- 取引回数が増えるため、スプレッドがかさんでコストが増える
- 一度の利益は少なめなので、取引回数を増やして画面に拘束されがち
- 安定したネット環境がないと約定が遅くなる
スキャルピングまとめ
最短秒単位での取引になるため、トレード環境が重要になります。そのため、FX会社のツールの使い勝手であったり、パソコン、ネット環境をしっかり構築しておくとよいでしょう。
- 無理なレバレッジをかけなければ低リスク
- トレード環境が重要なため、場合によっては取引する環境への投資が必要になる
デイトレード
デイトレードとは、数十分から1日以内で取引をするトレード方法です。
ここでは小さな動きを狙ってコツコツと利益を積み重ねていくことになります。
スキャルピングよりはゆったりとした時間で行うことが出来る上に、急落してもすぐに損切り出来るため、「寝ている間に大暴落していた…」なんて事はなく安心です。
株の場合は証券取引所がオープンしている日中しか出来ないデイトレードですが、FXの場合は24時間取引であり、しかも活気がでてくるのはロンドン市場オープンの夜6時以降となります。
昼間に働いているサラリーマンや、学校に通っている学生さんでも、活発に楽しく取り組むことが出来るのです。
デイトレードのメリット
- スキャルピングに比べると画面の前で取引する時間は少なめ
- 急な相場の変動にもある程度対応できる
デイトレードのデメリット
- 1日あたりそれなりの取引回数になるため、スプレッドが狭い会社でないとコストがかかる
- 多画面にするなど、トレード環境を構築するために投資が必要になる場合もある
デイトレードまとめ
特徴としては、スキャルピングトレードと似ていますが、比較的長いスパンで取引するため、トレードに関わる負担は軽減されます。
しかし、相場が大きく変わる可能性は捨てきれないため、席を離れる可能性がある時は逆指値注文するなど、リスクを抑える工夫は必要になります。
- 相場の動きをチェックして地道に利益を狙う必要がある
- 設備投資しないと、値動き等をチェックするのが難しい